「指示待ち人間」で、何が悪い

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指示を待っていたら「自分で動け」と罵られ、かと言って独断で動けば「勝手に動くな」と叱咤される。よくある話だ。
「指示待ち人間」と揶揄される私たちは、悪しき管理者とどう付き合うべきなのか。

結局は管理者側のエゴに過ぎない

「アキネーター」以上の存在を求められている

いくつかの質問に答えるだけで、自分が思い浮かべている人物をピタリと言い当てる「アキネーター(http://jp.akinator.com)」がSNS上で大ブームになったことは記憶に新しい。
筆者も何度か遊んだが、なんとまあ驚きの正答率。有名どころならほぼ100%、超マイナーどころでも7割ぐらい当てられていた覚えがある。それもほんの少しの質問でだ。

しかし管理者が求めているのはもっと高度な技術だ。
作業者側に求められるのは、仕事のスケジュールや内容、チームの人間関係、管理者の機嫌といったリソースから瞬時にやるべきことを判断し、実行することなのである。それも、管理者からの情報提供なしでだ。やることを間違えれば、管理者の叱責が待っている。

まあ、端的に言えば管理者のわがまま・不条理である。
読者の中にはもしかしたら「管理者は自分の将来を思って厳しい言葉をかけているのかもしれない、頑張らないと」と危機感を抱いている人もいるかもしれないが、それは思い違いである。
管理者はせいぜい「なんでこいつはいちいち指示しないと動けないんだ、面倒くせえな」としか思っていないだろう。

いいから指示をくれ、指示通りにやるから

指示待ち人間と言うと聞こえが悪いが、決して仕事ができないわけではない。指示されればちゃんとその通りに動くのだから。
管理者が適切に指示を与えてさえいれば、仕事は円滑に進むはずなのだ。

本当ならば仕事をバリバリこなせる人も、心ない管理者によって肩身の狭い思いをし、不当な扱いを受けているわけだ。
頼むから管理者は明確な指示をしてほしい。指示もせず思い通りに作業ができると思っているのなら、それはとんだ管理者の傲慢である。

「指示待ち人間」を恥じなくていい

管理者の不条理に付き合う必要なんてない

作業者と管理者は対等な立場ではないので、残念ながら管理者の愚行を止めることはできない。
じゃあどうすればいいかと言ったら、やはり無視を決め込むことに尽きる。

とまあ、口で言うのは簡単だけれど、実際のところこれがなかなか難しいのは重々承知である。筆者もこれができずにうつ病になった。
コツは、自分は正しいという信念を持つことだ。折れたら負け。
一度折れたら、恐ろしい速度で自己嫌悪が進んでしまう。自己嫌悪が進めば、待っているのは心の病だ。

やるべきことをやっていればいい

どうしようもない管理者ではあるが、少なくとも言われたことだけは全力で取り組もう。これさえ守っていれば、作業者が責められる理由なんてどこにもない。

不条理に振り回されて心を病むなんて、実にもったいない。気楽にいこう。
管理者の心を読む作業は、そこらへんの意識高い超能力者に任せてしまえばいい。
指示を仰いで指示通りに作業する姿は、それだけで価値ある立派なビジネスパーソンだ。

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