
例の「5000兆円アプリ」、やりました。ついにAppleの審査を通過しました!!
Apple「Congratulations…!」
ひとまず前回のリジェクトの対応から
前回のレビューでAppleから「何を変更したの?英語でお願い」ってメッセージが届いたので、昨日の昼過ぎに渾身の英語をぶつけてきた。
Hello.
Thank you for your reviewing again and again.
(やあどうもどうも、何度も何度もレビューさせちゃってごめんねー。)I’m very sorry for less information.
In this build(1.0.1), I added new functions below:
(情報足りてなかったよね!いやあほんとごめん。今回のビルドではね、こんな機能を付け足したんですわ)
—
◆Getting currency rate from API
(◆APIによる為替レートの取得)
In previous build, currency rate was “fixed value”, so user could not enjoy this app for a long time.(Maybe it’s against the guideline 4.2)
(前に提出したやつって為替レートが固定値だったから、ユーザーさんが長ーく楽しめるもんじゃなかったんだよね(たぶん例のクソアプリガイドラインに触れちゃうよね))
So I decided to get currency rate by public API(http://api.aoikujira.com/kawase).
By executing this API, user can get different result everyday.
(ってことで、APIを使って為替レートを取得することにしたよ! これでユーザーさんも毎日楽しめるよねっ)
—In order to use API(no other purposes), I disabled ATS only for this domain “api.aoikujira.com”.
(API使いたいから、このドメインだけATSを無効にしてるけど勘弁してねー。)
※注: iPhoneのアプリはATSという機能により、セキュアなHTTPS通信しか行えないようになっている。「http://」から始まるサイトにアクセスする場合はATSという機能を無効にする必要があるが、その場合Appleから目的の正当性を説明するよう求められる。If you need more information, please inform me.
(もしもっと情報が必要だったら連絡してね)By the way, the word “5000兆円欲しい!!(I do want 5 quadrillion yen!!)” is well-known slang in Japan.
(ところで「5000兆円欲しい!!」って知ってる? 日本じゃ有名なスラングなんだ)
Many people saw my app on test version, and said “このアプリ欲しい!!(I do want this app!!)” many times, so I really want to release this app for them.
(めっちゃたくさんの人がこのアプリのテスト版を見てくれて、このアプリ欲しい!って言ってくれてるんだ! だからこのアプリ、どーーーーしてもリリースしたいんっすわ…よろしく!)
この前の渾身の日本語メッセージが読まれなかったくさいので英語でも送ることにした。
そもそも「5000兆円欲しい!!」ってレビュアーからしたら何のことやら分からないのかもしれない。だから丁寧にその歴史的背景も含めて説明してあげた(1行だけだが)。
メッセージ送信、その後
ビルド再提出じゃないので、Appleの対応は割と早かった。
しばらくしてAppleからメールが届く。しかしどうもいつもより数が多い。
普段は「レビュー中だよ」「新しいメッセージがあるよ(要するにリジェクト)」の2通だけなのに、今回は4通も届いている。
おそるおそる普段と文面が違うメールを開いてみると。
Congratulations! We’re pleased to let you know that your app, 5000兆円為替変換したい!!, has been approved for the App Store.
(おめでとう! 君のアプリは無事合格したよ)
やーーーーーーーーーったああああああああああああああああああ!!!!!!!!!(写真提供:photoAC)
「夢じゃないよね???」って何度も思った。欲望が夢に現れやすいタイプなんで。
夢じゃないことを確認して、改めて。
YEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEAH!!!!!(写真提供:photoAC)
ちなみにアプリがApp Storeに並ぶのはもうちょっと先らしいです。その時はまた記事にしようかと。
(と思ったらもう来てました。取り急ぎ… →5000兆円為替変換したい!! on the App Store)
今回のアプリ申請でわかったこと
さて今回のアプリ申請と3回のリジェクト、そして審査通過でわかったこと色々。リジェクトは嫌だったけど得るものも多かったと思います。
- App Store用のスクリーンショットは割とめんどいのでちゃんと時間を取る
- iPhone用に5.5インチ、iPad用に12.9インチのスクショが必要
- スクショはXcodeのシミュレータで「⌘+S」で撮れば OK
- アプリアイコン作成は「MakeAppIcon」が便利(1536px四方の画像を読み込ませると、申請に必要なサイズのアイコンを生成してくれる)
- 審査用メモはしっかり書く、ユーザー向けのアプリの説明も結構見られてる
- 審査用メモは英語の方が良さそう
- 曖昧なユーザー向け説明はリジェクト対象(○○すると何かが起こる、とかはNG)
- メタデータ(要するにアプリの説明)でリジェクトされた時は「審査に提出」は行わない(また48時間待つ羽目になる)
- ビルドを再提出した場合は「前回と何が違うのか」を英語で審査メモに記入
- 英語の読み書きができないと相当苦労しそう
- とは言ってもそこまで高度な英語力は求められないはず(中学生レベル?)
- でもそこそこ英語が読めればリファレンスも読めるようになるし、鍛えて損はないと思う
- 機能がしょぼいアプリでも審査は通る!!
- でも最低限「長い間使える」ものでないとクソアプリ認定される
- アプリの必要性、アプリに対する愛着を熱く語れば何とかなる!…かも
- 「テーブルビューを表示→セルを選択したら処理」ってアプリでも通る
- だからみんな物怖じせずにどんどんAppleにアプリを送りつけよう
後ろ2つが特に重要かなと。最悪、他はネットで調べればどうとでもなります。ただ英語の読み書きはネットでは限界がありそう。特に書く方。
言いたいことをできるだけ簡単な言葉にして、それを英語にするっていう経験はある程度あった方がいいと思います。
あとは、機能もデザインも特別凝る必要はないんだなあと。正直、普段筆者が使うアプリと比べて「こんなアプリで果たしていいんだろうか…」って思った時期もありましたが、杞憂でした。
ということで皆さん、今からでもiPhoneアプリ開発始めてみませんか??
筆者の場合は勉強開始からアプリの初リリースまでかかったのが半年とちょっと。資格勉強のつもりで、ちょっとどうです?
「5000兆円アプリ」リリースまでの軌跡
- 例の「5000兆円アプリ」をリリースします(予定)
- 「5000兆円アプリ」審査落ちました(1回目)
- 【お蔵入りの危機?】「5000兆円アプリ」審査落ちました(2回目)
- 「5000兆円アプリ」審査落ちました(3回目)